【ダーツプロ取材】JAPANに参戦して”強さ”を知る。若手JAPANプロ〜川西 聖也〜
傘は長傘より折り畳み派。
どうも、darts meeee!!!!編集部のくるすです。
今回取材を行なったのはJAPANで活躍する川西聖也プロ。
フレッシュでエネルギー溢れる若手プロです!
今まで取材してきたプロの中でも最年少となります。
若いって羨ましいですよね・・・ほんと・・・
目次
川西聖也プロの基本プロフィール
- 名前 :川西 聖也(かわにし まさや)
- 生年月日 :1998年07月20日
- 出身 :函館
- 好きなこと :ダーツ
- プロ資格取得日:2019年3月
- 好きなアレンジ:D12
JAPAN所属の川西聖也プロがダーツを始めたきっかけ
くるす:何をきっかけでダーツをやり始めました?
川西聖也:膝の手術をしてから激しいスポーツができなくなったためです。
くるす:膝の手術?何があったんです?
川西聖也:高校の時にラグビーをやっていまして。
くるす:おっ!?今話題の!
川西聖也:そうです!今は体重が70kg台ですが当時は80kg程ありました。凄い大きい人がぶつかってきた時に前十字靭帯を切ってしまって『はいっ!もうできませーん。』ってなってしまいました。
くるす:それどのくらいで治ったんです...?
川西聖也:手術を受けてから今の様に普通に歩けるまで全治一年と言われましたが、2ヶ月程で歩けるようになりました。(笑)
くるす:回復力やばくないか!?(笑)
川西聖也:手術した後も赤血球と白血球のバランスが整うまで5日は掛かると言われましたが、3日でした!
くるす:あ、ちょっと人間離れしているんですね!!!
川西聖也:回復力は人間離れしてました。(笑)
くるす:そこからは激しいスポーツはやっていないんですかね?
川西聖也:やってないです。やろうとも思わないです。走ることもなく、急いでても絶対歩きます!(笑)
くるす:マイペースなところもありそうですね。(笑)
くるす:スポーツは好きなんですよね?
川西聖也:うーん。。。動くのは好きじゃないんですけど、ダーツは0にするか陣を取るかでとてもシンプルで好きです。
くるす:ダーツを初めて投げたのは何歳の頃ですか?
川西聖也:大学入ってからなので・・・18〜19歳の時ですかね。
くるす:友達と始めたんですか?
川西聖也:そうですね!大学の友達と大学前にあったビリヤードの店に行きました。そこでビリヤードをしていましたがダーツが1台だけあって、これやってみようって!
くるす:じゃあ入りはビリヤードが先だったんですね。
川西聖也:そうですね。手術してから左足の膝が曲がらなかったんですが、ダーツは右足を前に出して体重を掛け、右手で投げるだけだったのでダーツできるなーって。
くるす:その頃はハウスダーツで投げていたんですよね?
川西聖也:ハウスダーツで投げていました!
くるす:カードとかも買わずに?
川西聖也:カードの存在知らなかったです!友人の中にダーツ経験者が居なかったので、『カードをスキャンしてください!』って、何のカードだよって感じでしたよ。(笑)
川西聖也プロもダーツボードを購入し家練に励む
くるす:マイダーツはいつ購入しましたか?
川西聖也:本格的にダーツを始める時に購入しました。
くるす:本格的に始めた理由とかあるんですか?
川西聖也:友達と対戦して負けるとラーメン奢りになるので負けたくなかったんですよ!(笑)
くるす:確かにそれは負けたくないっす!
川西聖也:本格的にダーツを始めようと思った時に陰キャが出て、『外に投げに行きたくないな』っと・・・。ダーツボードを買えばいいやと思いamazonで買っちゃいました。
くるす:家投げデビューはやっ!!!
川西聖也:そしたらダーツが付いてなかったんですよ・・・。
くるす:(爆笑)
川西聖也:しかたないんで、凄く安いブラスダーツを買いました。1,000円?2,000円?
くるす:なるほど、それが初のマイダーツですね。
川西聖也:その後、ソフトダーツボードを部屋の壁に直接取り付けてしまって、安いボードだったのもあり投げる度にガシャンガシャンって音がうるさかったんですよね。
くるす:そりゃ、そうなりますわ。(笑)
川西聖也:静かなダーツボードを調べてたら100Sとハードボードが出てきて、じゃあハードボードにしようと思いハードボードを買いました!いざ投げてみたら、ソフトダーツがまぁ刺さらない。。。
くるす:(僕と一緒で勢いで行っちゃうタイプなのだろうか。。。笑)
川西聖也:おかしいぞ、ってことでまたまた調べたらスティールダーツで投げる必要があると。。。スティールダーツを買ってからは家でずーっと投げていました。
川西聖也プロがJAPANプロを目指すことになった『きっかけ・練習・試験』
くるす:プロを目指すことになったきっかけはなんですか?
川西聖也:よく通うようになったお店にいた同い歳の人がプロ試験を受けると言っていて、その場のノリで僕も受けました。(笑)
くるす:勢いですね!実際に試験を受けた時はどうでした?
川西聖也:プレッシャーは実技の方は無くて、筆記の方が心配でしたね。実際に受けてみたら問題なかったですが。
くるす:実技は難なくクリアです?
川西聖也:実技はシュートアウト一発合格、01は3回やって合格、クリケットカウントアップは10回以上受けて合格しました。
くるす:合格するまで早い方ですよね?
川西聖也:結構早い方みたいですね。
くるす:実技試験を受けた時はライブレーティングでいくつでした?
川西聖也:レーティングは15でした。
くるす:緊張とかされなかったです?
川西聖也:当日はもう行ったら投げるしかないって感じでしたね。でも、始まる前のアップの空投げは緊張しました。
くるす:でも試験入ってからは緊張なくって感じですかね?
川西聖也:もうやるしかない!!!!ですね。
くるす:じゃあ、プレッシャーに強いんですね!!!
川西聖也:◯%×$☆♭#▲!※
くるす:えっ!?急に声小さいっす!!!(爆笑)
川西聖也:ちゃんと...弱い...
くるす:ちゃんと弱い。(笑)
くるす:プロになる前はどういった練習を行なっていました?特別な練習法とかあれば教えてください。
川西聖也:いつもと変わらず対戦、実技試験のノルマをクリアするまでやる。
くるす:試験を意識した練習もしていたんですね。毎回ノルマはクリアしていたんですか?
川西聖也:投げに行った日は毎回クリアしていました。クリアするまでは帰らない!
くるす:ストイックですね!!!
川西聖也:プロ試験を受けるって言ってしまったので。。。
スティールダーツを投げていたこともあって海外選手が好き
くるす:憧れのダーツプロプレイヤーとかいますか?
川西聖也:憧れというか好きな選手はジョン・パート選手、ゲイリー・アンダーソン選手、ジェイムズ・ウェイド選手ですかね。
くるす:ハードの選手が好きなんですね。
川西聖也:元々ハードを投げてることが多かったので。その影響でスタンダードのフライトを使っています。ハードってスタンダード使ってる人が多いので。
くるす:投げやすいって感じです?
川西聖也:いや、投げやすいってことはないです。ただ、何投げてもあまり変わらないから、じゃあ『スタンダード』って感じです。ダーツっぽいじゃないですか!!!
くるす:今更になりますが、好きなアレンジ(D12)の理由ってあるんですか?
川西聖也:ハードダーツをやっている時からD20にすこぶる入らなくて...。なので例えばですが、残りの数字が44だったとした時、『S4⇨D20』や『S12⇨D16』に行くと思うんですけど、自分は『S20⇨D12』に行くくらいD12に合わせるんですよ。あと、ハードダーツだと刺さった時にダーツが立ってしまうので、ダーツが立っても邪魔にならないD12に自然と投げていたってのもあります。
JAPANプロに。川西聖也プロの現在。
くるす:プロになって、何かしらの変化がありました?
川西聖也:その時の対戦に勝つだけでなく、自力を高めたいという意識が生まれました。
くるす:自力!?
川西聖也:JAPANって緊張するんですね。緊張しない自分のMAXレーティングが15だった時にレーティング18の人が緊張してもレーティング17や16は打ってきて、自分も緊張してしまうのでレーティング14くらいしか打てなくてまず勝てないんですよ。ってなってくると自力を上げないと戦って行けないんです。
くるす:プロになってから感じた苦労はなんですか?
川西聖也:ロビンが抜けられない!!!
くるす:ロビンが抜けれないことの最大の要因はなんですか?
川西聖也:みんながつよい。(笑)
くるす:それは...自身ならどうですか!(笑)
川西聖也:人のせいにしたらダメか...(笑)
川西聖也:やっぱり、メンタルがちゃんと弱いんですよ。岩田夏海プロと練習するんですが、どんなに自分が調子が良くて岩田夏海プロが調子悪い時でもちゃんと負けるんですよ。
くるす:しっかり負けるんですね。
川西聖也:しっかり負けるんですよ。なのでそこのメンタルと勝負感とやっぱ経験値が多いと思うんですよね。全戦周っている人や何年もプロをされている人は辛い状況におかれる回数やその状況の経験数が違うので、迷いの時間や選択肢の数がまだ全然足りていないと感じます。
くるす:ツアーを周る度に痛感するって感じですね。
川西聖也:ベテランの方はここぞって場面が本当に強いです。メンタル・経験・技術、全部です!ダーツ頑張ります!!!
くるす:思うようなダーツができない時はどうしますか?
川西聖也:自分は3つのイメージを持っていて、ブルまでウォータースライダーのようなチューブに通すイメージ、ブルに流しそうめんのようなもの(トイレットペーパーの芯を半分)が付いていて、そこにダーツを乗せるイメージ、最後はどうしても両方のイメージが合わない場合に利用し、今投げた自分のダーツのラインを俯瞰してイメージし、ダーツの最高到達点がブルより高くするようにイメージします。
くるす:そのイメージ良いですね。
川西聖也:ブルまでの到達するイメージを変えるだけであって、投げ方・グリップ・リズムとかを変えることはないですね。
くるす:記憶に残る一番の対戦は?
川西聖也:JAPAN初参戦時の1試合目、、、
くるす:初参戦時の1試合目に何か事件が・・・?
川西聖也:対戦相手が石井 庸介選手だったんですが、JAPANのカードの色が紫色(*1)だったんですよ。これは、、、やばいと!(笑)
(*1)JAPANの年間ポイントランキング17〜50位
川西聖也:グリップの際の薬指が2本に見えてしまうくらいブルブルブルブル!!!!!
くるす:高速でブルってますね。(笑)
くるす:良く行くダーツバーはどちらですか?
川西聖也:スリーモンキーズカフェ上野公園前店さんと本八幡のDaRGON.GBさんです。
くるす:なんでそちらのダーツバーに?
川西聖也:スリーモンキーズカフェ上野公園前店さんはスタッフをさせて頂いており、DaRGON.GBさんはプレイヤーをしています。
くるす:一緒に投げたいので遊びに行きますね!!!
くるす:現在のダーツのセッティングのこだわりは?
川西聖也:特になし!
くるす:これじゃないと投げれないって物はないんですか?
川西聖也:ないです。ダーツっぽいダーツ!!!強いて言えばKing's JAPANさんでオリジナルバレルを作ったんですが、様々な方からの意見を踏襲して作っています。
くるす:見せてくださいっ!!!
川西聖也:このカットいいんですよ!カットの溝が四角では無くU字の丸溝を使っているので長く使え、ダブルリングを多く使っているので引っ掛からないし早期に馴染めます。初めて作るバレルなので失敗したくなかったことから逆付もできるようになっています。自身の名前入りのこだわりあるバレルです。
くるす:ダーツが楽しいって思う時ってどんな時ですか?
川西聖也:基本的にはいつも楽しいです!
くるす:ダーツの魅力はなんですか?
川西聖也:色々な世代の人と関われることです。
くるす:幅広い世代の人と関わり、何かいいことありました?
川西聖也:ダーツをやっている人って50歳や60歳以上の人もいるので、人生経験が豊富で悩んでいる時とかにアドバイスとか貰えたりするので助かったりしています。
くるす:今後の目標を教えてください!
川西聖也:安定してロビンを抜けれるようになって、入れ替え戦を経験したいです!
くるす:今自身に足りないと思うことってなんです?
川西聖也:もうちょっと考えてダーツって投げた方がいいのかなって思ったりします。なんか楽しく投げちゃうんですよ!!!まぁ、努力、技術、メンタル・・・
くるす:メンタルは僕もだ...。最後になりますが、ファンやdarts meeee!!!!の読者に向けて一言だけお願いします!
川西聖也:応援してくれている方、お世話になっている方のためにも頑張りたいと思っています。応援よろしくお願いいたします!!!
JAPAN所属の川西聖也プロ写真ギャラリー
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