【ダーツプロ取材】我武者羅に頑張る先に見える道 JAPANプロ〜小出康喜〜
キーホルダーよりキーケース派。
どうも、darts meeee!!!!編集部のくるすです。
今回の取材は...
先日参加したビックトーナメントで御縁がありましたJAPAN所属の小出康喜プロです。
早速ですが、小出康喜プロの取材開始です!!!
目次
小出 康喜プロの基本プロフィール
- 名前 :小出 康喜(こいで やすき)
- 生年月日 :1986年11月13日
- 出身 :東京
- 好きなこと :スポーツ、車
- プロ資格取得日:2014年度 参戦開始
- 好きなアレンジ:36
くるす:早速プロフィールから確認していきたいと思います。えっと・・・誕生日が・・・11月13日・・・ってついこの間じゃないですか!!!!!おめでとうございます!!!!!
小出康喜:あ、ありがとうございます!(笑)
くるす:スポーツが好きってことですが、ダーツ意外にも何かされていたんですか?
小出康喜:学生の頃にテニスをやっていました!
くるす:軟式ですか?
小出康喜:どっちもですね!軟式も硬式も幅広くやっていました。
くるす:今もテニスされることってあるんですか?
小出康喜:今は触ってもないですね。ラケットとかはあるんですけど、ダーツに完全にシフトしましたね。。。(笑)
JAPAN所属の小出康喜プロがダーツを始めたきっかけ
くるす:何をきっかけでダーツをやり始めました?
小出康喜:友達との遊びがきっかけでした。
くるす:飲み会とかの流れでダーツをされた感じです?
小出康喜:いえ、遊びに行った時にたまたまビリヤードとダーツがある場所に行き、ダーツって楽しいかな?って気持ちで始めたのが原点です。
くるす:ビリヤードもやられたんですよね?
小出康喜:ビリヤードもやりましたけど、飛ばして、狙うって事に関してダーツの方が楽しかったですね。
くるす:僕もビリヤードを遊びでやりましたが、ダーツにズブズブになりました。
小出康喜:後、上司もダーツをやっていたんですよ。「ダーツ遊びでやっていますよ!マイダーツをこの間買いました!」って言ったら上司とダーツを投げにウェアハウスに行くことになりました。でも、上司の方がうまかったんですよ・・・。ちきしょうっ!!!
くるす:(上司をダーツでボコボコにしても気まずいよな...)
小出康喜:そこから徐々にダーツにはまり、色々な人と会話するようになり、ダーツバーに行くようになり、リーグに出るようになり、JAPANに出るようになり、頑張れる場所ができた感じです。
初代マイダーツの金額が高かった。
くるす:マイダーツはいつ購入しました?
小出康喜:初めてから半年後くらいです。
くるす:僕が初めてマイダーツを購入した時はウキウキだったのですが、初めてのマイダーツを手にした時はどうでしたか?
小出康喜:結果から話すとパチンコ屋で...
くるす:パチンコ屋!?笑
小出康喜:パチンコ屋でお金が浮いたので...そのタイミングで...
くるす:勝ち取りましたか!
小出康喜:ダーツが面白いって気持ちも先行していましたが、やっぱりお金掛かるじゃないですか。最初にダーツが2万するって言われても無理無理無理ってなりますし。
くるす:安いのもありますが、最初はこんなにするんだって驚きますよね。
小出康喜:たまたまパチンコ屋に行って勝った時に、じゃあこのダーツ買っちゃえばいいんじゃね!っといった単純な感じでした。
くるす:ダーツ選びはどのようにされました?
小出康喜:何も分からない状態でダーツを選んで購入しましたね。ただ、ケースが凄いかっこいいメーカーがあって、このメーカーの、どのバレルにしようって感じで、シンプルなストレートバレルを選びました。
くるす:見た目、凄く大事。
小出康喜:後、ダーツをやめないように高いのを買いました。
くるす:いくらしたんですか?
小出康喜:えっと...2万ちょっとくらいかな...?
くるす:初代マイダーツで2万って思い切ってますよ。結構、勝ちましたね!?(笑)
小出康喜:そ、そういうわけじゃないですけど。。。(笑)
小出康喜:その前からマイダーツは欲しかったんですけど、自分の中できっかけが無くて。買って友達に自慢して、、、
くるす:絶対『いくらだと思う?』みたいなこと聞いてましたね。(笑)
小出康喜:「...5000円?」。「ちげ〜よ4倍だよ!!!!」みたいな!(笑)
小出康喜プロの覚悟とダーツの向き合い方
くるす:小出プロもそうだと思いますが、ダーツをされている方って負けず嫌いが多いですよね。
小出康喜:負けず嫌いじゃないと続かないですよ。やっていけない。一番重要な勝つことがあってのダーツなので、勝つための頑張る気持ちや負けず嫌いな性格は大切です。
くるす:僕は強気すぎて通り名を『やんならやんよ?』にしていた頃がありました。(笑)
小出康喜:そのくらいの方が僕は全然いいと思いますよ。(笑)
小出康喜:ただ、頑張るって言うことは簡単なんですけど、結果を出すための頑張るって難しいんですよ。だから僕は死ぬ気の覚悟でダーツも仕事も責任持ってやり通せって思います。
くるす:何事にも本気で向き合う姿勢、めっちゃ好きです!!!
小出康喜:今できることだったり、今やりたいことだったり、今をどう過ごせるかが大事だと思うんですよ。計画をしてれば別ですが、今後のことなんて考えて変わるものじゃないです。今できることを我武者羅にやるしかないですよね。
プロを目指すことになったきっかけ
くるす:プロを目指すことになったきっかけはなんですか?
小出康喜:試合での強さがあったためです。
くるす:試合での強さ?リーグ、ビックトーナメントやハウストーナメントで実感したってことでしょうか?
小出康喜:レーティングからするとできる試合じゃないのにできちゃう。一般的に平場でできないことは試合でできないって言われますけど、僕の場合は逆なんですよ。練習でできなくても試合の場面で頑張ればできることも絶対あるはずで、頭ごなしにできないじゃなくて、いつのタイミングでも頑張る意識さえあればできます。やっぱ、難しく考えれば難しくなっちゃいますけど、僕はそういった考え方をすることが多かったので、レーティングが低くて『絶対レーティング詐欺ってるよね?』って言われても『ありがとうございます!』みたいになります。(笑)
くるす:マインドもハートもとても強いですね。緊張とかされないんですか?
小出康喜:緊張はしますけど、緊張で弱くなることはないです。緊張するから弱いのではなく、緊張で自分に抵抗を作ってしまうと弱くなるんですよ。緊張ないと楽しくないし、どの場面でも緊張できたほうが絶対良いと思います。それはマイナスではなく、マイナスは自分で作っているだけです。
くるす:僕は緊張で...
小出康喜:それを跳ね除けられる強さができちゃうと緊張が楽しくなると思いますよ。
ダーツの練習方は目標のスモールステップで成功体験を積み重ねた
くるす:プロになる前はどういった練習を行なっていました?特別な練習法とかあれば教えてください。
小出康喜:目標を付けたり、不安なナンバー等を投げる事をしていました。
くるす:例えばどんな目標を設定していましたか?
小出康喜:自分が超えられそうな目標を設定していました。例えば毎回カウントアップで700〜800点出るのであれば900〜1000点をまず1段階の目標とします。一番の目標は自分の中で理想があると思うので、そのゴールに到達するまでの道を作ってあげる。その超えられそうな目標が達成できたから良いわけではなく、それをやることが必要です。
くるす:スモールステップの成功体験ってことですね。
小出康喜:普段、頑張って練習しました。これって試合になったらふわふわになるんですよ。頑張ってる強気を出すのであれば、普段から僕は目標を達成している。だから勝てる。だから入れられる。っといった自信を作るようにしています。
小出康喜プロがJAPANプロになったその後
くるす:プロになって、何かしらの変化がありました?
小出康喜:プロになって1.2年は仕事の合間に練習してたのですが、色々スポンサードしてもらえる事になり本気でダーツに取り組むために仕事を変えた事です。
くるす:ターニングポイントって感じでしょうか。
小出康喜:そうですね。スタート時からそこまでの気持ちはなかったんですが、頑張ろうといった気持ちは徐々に強くなってきましたね。悔しさが強かったので。
くるす:仕事を変える不安や私生活における不安はなかったのでしょうか?
小出康喜:不安はありました。ただ、目標は決まっていますし後悔はしたくないので、今できることを我武者羅にするしかないです。色々と頑張る必要があることを頑張ります。
くるす:プロになってから感じた苦労はなんですか?
小出康喜:自分自身を磨く事です。
くるす:自分磨き?内面とか技術ですか?
小出康喜:うーんと、全てです。普段皆さんが注目されることって数少ないと思うんですよ。プロのライセンスを取らなかったら、こんなに注目されたりお客さんから言われたりとか無いと思うんですよね。そこを自分の中で上手くやっていかないと続けられない状態になりかねないので、自分をしっかりと保つための磨きです。輝かせるよりも保たせるための磨き方です。
くるす:磨くの言葉が深いです。
小出康喜:輝くのは結果なので。自分をしっかり磨き保たないと舞台に立つことも輝きもできないです。皆んなから見られる立場、環境なので。
くるす:記憶に残る一番の対戦は?
小出康喜:初めてのシードで予選を抜けた時の試合です。現在もシードで抜けたことって1回しかなくて、その時の緊張感は今でも記憶に残っています。予選を抜けることって皆さんが思うよりも大変で、ただ単純に強いから抜けれるってものでもないので。僕の場合、落ちる確率が多いにしろ頑張れた結果から生まれた緊張感ですね。1回戦目からシードはスタートしないので、2回戦目ってことはもっと強い人と当たれる、上に昇れるチャンスができている、そのドキドキとワクワク感、緊張感が混ざっていますね。経験の一歩でした。
くるす:良く行くダーツバーはどこですか?
小出康喜:バーではないですがキャノンボール西船橋店です。
くるす:なんでそちらの投げ場に?
小出康喜:プレイヤーとして投げてます。
くるす:週にどのくらいプレイヤーをされているんですか?
小出康喜:日にちは決まっていませんが、時間があれば伺っています。
くるす:ということは...毎日行けばお会いできますね。(笑)
小出康喜:そうですね、シャワーも完備していますし、変えのパンツや靴下もあるので!!!!(笑)
くるす:現在のダーツのセッティングのこだわりは?
小出康喜:バレルのカットがなくなりにくく、長く使用して愛着をつける事です。
くるす:どのくらいの期間同じバレルを使われます?
小出康喜:今のは二年くらい経ちますね。本当であればカットがしっかりないとダメだよってのがあると思うんですけど、それよりも僕は愛着だと思っています。自分のデザインであれば特に愛着って出るじゃないですか?
くるす:生みの親になりますからね。
小出康喜:僕は自分のモデル・バレルを作ってもらってはいない状態ですが、信じられるものっていうのは、自分が納得できるもので、長く使っている方がフィット感とかあると思いますし、そこを重視していますね。一方で初心者の方に対しては言うことが変わり、色々な長さや持ちやすい物を選んだ方がいいよって。
くるす:ちょっと、持たせてもらってもいいですか?
小出康喜:荏隈さんのフライトか。宣伝しちゃうな。。。
くるす:(笑)
くるす:これはなんてバレルですか?
小出康喜:リヴァイアサンってバレルです。
くるす:今までで一番気持ちが高まった試合とかありますか?
小出康喜:勝てない相手に勝てる時。普段、絶対に勝てない相手っていると思うんですよ。それができる時に高まりますね。
くるす:確かにそれはなります!
小出康喜:僕あんまり気持ちを外に出さないんで、ガッツポーズとかやらないんですよ。どんだけ気持ちを乗っけてダーツができるかが肝になると思うんで。凄いカッコイイ、ガッツポーズで得点入れば練習してするかもしれないですね。(笑)
くるす:試合中でも調子の良い時、悪い時があると思います。そんな時はどうしていますか?
小出康喜:考えないですね。ミスは皆んなあると思うんですが、ミスを考えたらミスりますよ。やっぱり自分のベストを尽くそうと思ってやることが大事かなって僕は思います。負けって決まるショットが決まるまでは常に我武者羅ですね。インナーに全部入れてやろうと思いますし、01で相手の点数が残り1本で上がれる数字でも、1ラウンドでも自分にチャンスがあると思ったら、本当に負けたくなかったら関係なくやります。入らなかったから駄目じゃなくて、諦めない気持ちを作れれば僕はそれでいいと思います。
小出康喜:それと、不調の時ってなんで不調かわからない人が多いと思います。その原因が突き止められればいいですけど、実際に試合中にそれができるのは極一部だと思うんですよ。だから経験をしていくプラス、やることを頑張らないといけないですね。
くるす:ダーツをされている時に、特に意識することってありますか?
小出康喜:感覚ですかね。ここ一番って場面で何考えてるかって言われても入れることしか考えてないですし、そのためにって言ったら感覚を良くしようとしか思わないですね。なので、腕が明後日の方向に向こうが身体が動こうが、狙ったところに飛ばしてあげるだけです。
くるす:ダーツが楽しいって思う時ってどんな時ですか?
小出康喜:普段知り合えない方とかと知り合える時。
くるす:例えばですが、どんな方に?
小出康喜:自分の普段の生活ですと、運送系の仕事もあってデザイナーさんや企業の社長さんと知り合える機会ってそんなにないと思うんですよ。特にこういった場みたいに直接お話したりとか。でもダーツって年齢の幅も凄く広いですし、色々な人と話ができる機会もあって、そういったコンテンツに僕は凄いなって思います。知り合いを増やしたいってわけじゃないですけど、ダーツをやっていて僕は結構重要なことだと思います。人付き合いですしっ!!!
くるす:初心者にダーツを教えることになったらまず何を教えます?
小出康喜:ダーツの面白さ!練習を続けられるように楽しさを教えられればなって僕は思っています。技術を教えるのであれば自分で得ないとわからないことなので、ひたすら投げてくださいと言います。ただ、その投げることを続けられるように自分のあった物を使うことの提案や、必ずではないですが不必要なものをカットすることは僕がみてできると思いますね。後、僕結構パーティーゲーム好きなんですよ!!!
くるす:パーティーゲームやるんですね!僕も好きです!
小出康喜:ずっとLEGをするのではなく、たまにちょっとぶっこんで『今までどっちかが負けてたけどこれでチャラね!?』みたいなことをします。(笑)
くるす:今後の目標を教えてください!
小出康喜:まず全戦予選通過です。
くるす:そのために今必要なこと、課題ってありますか?
小出康喜:よく鬼ロビンとか言われることってあると思うんですが、その中でも勝っていかないといけないですよね。やることは変わらないですが、目標を掲げるとしたら先ずはそこかなって思います。
くるす:通常、入れ替え戦や優勝を狙うって人が多いとは思うんですよね。
小出康喜:チャンスがあれば入れ替え戦とか上までいけるチャンスがあると思いますが、その一発を求めるよりは安定したものが欲しいなって。抜けれる時は抜けれるじゃなく、基本的に予選は抜けれるといった基礎を作りたいです。
くるす:(確かにその基礎ができれば、必然的に入賞のパーセンテージも上がるのか...)
小出康喜:言葉だけで言えば『そんなの普通だろ!!!』って思う人もいると思うんですけど、有名な人でもきついロビンに入った時はきついと思いますし、それを言い訳にもしませんし、そういった場面でも勝つとなると入れ替え戦や優勝どうこうじゃないんですよ。だから目標が低いねって言われるかもしれませんが、僕の中では目標が高いと思っています。どんな人にも勝たないといけないので、低そうな目標だけど結構難しいですね。当然気持ちはありますよ、気持ちは入れ替え戦や優勝もしたいって思います。
くるす:これできたら優勝できる人ですよね!
小出康喜:僕そう思いますよ!!!低そうで鬼高い目標です。(笑)
くるす:最後にdarts meeee!!!!の読者や小出康喜プロのファンに一言だけいただけますか?
小出康喜:我武者羅に頑張ります!!!
小出康喜:えっ・・・これで良かったかな?ボケてもしょうがねーし・・・。
くるす:(笑)
JAPAN所属の小出康喜プロ写真ギャラリー
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