【ダーツ】クリケットの戦い方で勝利へ導くハイリスクハイリターン戦法!?
みなさんこんにちは!
darts meeee!!!!ライターFUMIZOです。
前回書かせて頂いた【ダーツのルール】UNDER THE HAT(アンダーザハット)をやってみよう!【ダーツライブ】
ご覧になって頂けたでしょうか。
さーてさて今回はクリケットで流れを勝ち取り勝利につなげる!?攻め方を
JAPAN所属プロダーツプレイヤー鈴木猛大選手の試合動画と共に解説していきます。
下記の順に説明していきます!
①クリケットのセオリー通りの攻め方
➁ハイリスク・ハイリターンで試合の流れを勝ち取る攻め方
※クリケットのルールがわからない方はまずはこちらの記事をご覧になってから読むとわかりやすいと思います。
クリケット攻め方のセオリー
クリケットは試合終了時点で得点が高い方のプレイヤーが勝者です。
よって
①自分のナンバーをオープン
➁得点を相手より獲得する
③➡相手の保有するナンバーのカット
➡新しいナンバーオープン
上記①➁③のサイクルが攻め方のセオリーとなります。
このセオリーの攻め方の軸は”得点”です。
いかなる場合でも得点に軸を置いて常に得点を獲得することを意識し攻めていく手法といえます。
ハイリスク・ハイリターン戦法
まずはこちらのYouTube
JAPAN 2019 STAGE 6 広島 BEST32 【鈴木猛大vs山口晴生】 の9分50秒~10分00秒の鈴木プロの4ラウンド目の3投ご注目ください。
鈴木プロが何をしたのか少し長くなりますがご説明していきます。
状況はこちら
この状況で”得点”を意識したセオリーに従い攻めるとどうなるか
1投目:20トリプル狙い
2投目:20トリプル狙い or 18トリプル
3投目:20トリプル狙い or 18トリプル
という狙いになります。
では鈴木プロ4ラウンド終了の結果をみてみましょう。(画像見づらくてすみません汗)
ふぁ??? 20狙わないんかーい❕❕
と。思った方もいるかと思うので意図を添えて説明していきます。
~4ラウンド内容~ ~鈴木プロの狙い~
1投目:18トリプル → カット
2投目:17シングル → 17オープン&得点オーバー
3投目:17トリプル → 17オープン&得点オーバー
1投目
カットを狙いにいきました。
この意図は以下の2つ。
①得点は負けているが5点差と僅差であるため1投目カット狙いで仮に外しても2投目3投目で20トリプルを狙い加点をすれば勝負がつくほど流れが変わるラウンドにならないこと。
➁仮に18トリプルが入りカットできた場合、残りの2投で加点できれば結果として得点も有利、且つ相手にはオープンナンバーがない状態を作り相手にプレッシャーを与えることができるため。
結果
鈴木プロの思惑どおり1投目18トリプルに入りカットすることができました。
2投目
次に鈴木プロが狙ったターゲットは17トリプルです。
この意図は以下の3つ。
①得点は負けているが相手のオープンナンバーがないため攻めの姿勢を取れるということ。
もっと言うと次のラウンド山口プロはナンバーオープンかカットをするため得点が大きく離れ自分のナンバーがないという自分が大いに不利な状況にならないため。
➁仮に17トリプルに入った場合17にシングル入っているためトリプルに入れば得点オーバー&ナンバーのオープンができ有利な状況を作り出すことができ、相手にプレッシャーを与え試合の流れを一方的に自分のものにできるため。
③仮に外れた場合でも3投目に17トリプルに入れることができれば➁の状況を作り出すことができ17トリプルを狙うトライに対してリターンが大きいため。
結果
狙い通り!とはいかず17シングルに入ってしまいました。
3投目
次に狙ったターゲットはまた17トリプル。
この意図は以下の2つ。
今回は17トリプルを狙う意図というより20トリプルを狙わない理由として理解した方がわかりやすいです。
①17トリプルに入れば得点オーバー&ナンバーオープンができる。(先ほどと同じ意図です。)
➁得点が負けているとはいえ17を狙わず20を狙い加点した場合、次山口プロが17オープンした場合オープンするために狙った2マークが無駄になるため。又、1投で最大3マーク獲得できるのに17にすでに2マーク入っているため17をカットするために投げた1投は必ず1マークになってしまい損をしていしまうため。
結果
17トリプルに入りました。
結果として…
鈴木プロ | 山口プロ |
得点:174 | 得点:145 |
オープンナンバー:20、17 | オープンナンバー:なし |
という鈴木プロが大いに有利な状況になりました。
鈴木猛大プロ クリケットの攻め方
以上で取り上げた3投のように鈴木プロはこういったクリケットの攻め方をよくしますが彼のクリケットの攻め方の軸は”得点”ではなく…
①相手に与えるプレッシャー
➁無駄のない攻め方
この2軸で攻めています。
さ、ら、に!
鈴木猛大選手はリスクを取るタイミングがうまい!
リスクは最小にとどめハイリターンを得れる時にトライしているです!
又、自分の実力をよく知りこのタイミング・相手の様子をよくみて戦い方を変えるとても繊細な試合の組み立て方をしています。
動画を進めていくと次のラウンドでは得点が有利になった状況でも20トリプルを狙い続け大きく得点差をつけています。
こちらも20トリプルで入る最大得点60点、16トリプルで入る最大得点48点の差をうまく利用して追いつけないほどの大差をつけ相手にさらにプレッシャーを与え続けています。
ハイリスク・ハイリターン戦法 メリット・デメリット
はい。ご覧いただきありがとうございます。
もう一息なのでもう少しお付き合いください(笑)
今まではハイリターンに繋がった鈴木プロの攻め方を動画と共に説明してきました。
ここからはこのハイリスク・ハイリターン戦法の”リスク”の部分とメリット・デメリットをご説明していきます。
リスク
・相手へのプレッシャーを狙う代わりにセオリーの軸である”得点”が後回しのなるため狙ったターゲットに入らなかった場合、相手は有利な状況で3投投げれるので試合が一気に傾く恐れがある。
・相手にプレッシャーを与えに行った結果、失敗すると自分にプレッシャーがかかる結果になるかもしれない。
メリット
・試合の流れを大いに引き寄せることができる。
・相手にプレッシャーを与え相手のペース崩すことができる
・実力で叶わない相手にもうまく戦法がはまれば勝つ機会を作れる。
デメリット
・”得点”を意識せずリスクを省みず攻めた場合逆に相手に有利な状況を自ら作り出してしまうこと。
・自分のレベル感がわからずこの手法を使っているとまったく効果がないこと。
つまり!!
鈴木猛大選手も行っていたように”得点”と”プレッシャー”上級者にはもう一つ”無駄のない攻め方”をうまく組み合わせていかに相手にプレッシャーを与えながら自分が有利な試合展開に持っていけるか。
が重要になってきます!
まとめ
・クリケット セオリーの戦法の軸は”得点”
・ハイリスク・ハイリターン戦法の軸は相手への”プレッシャー”の獲得
・攻め方の軸”得点”と”プレッシャー”のバランスが重要
いかがでしたでしょうか。
僕自身よく相手にプレッシャーを与える戦法を取るため鈴木猛大選手と似たような攻め方をします。
レイティング差が大きくセオリー通りに攻めても打ち負ける場合は特にリスクを冒してでもハイリターンを狙いにいきます!
皆さんも是非ライバルや目標の人とクリケットで対戦する時今回のような戦い方をしてみてはいかがでしょうか!?
それではまた次の記事でお会いしましょう!
See you next time!
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